傾いていく

12時に向けて時計の針がゆっくりと進んでいく
思い出したくない事を思い出したり、
考えたくない事を考えてしまっていると、
やがて子供達が学校から帰宅していく声が聞こえてくる
バスケットボールが弾む音と数字を数える子供達
気付いたらもうおうちに帰っていた
太陽が傾いていくのを感じながら汗ばむ体
夜になるまで
毛布を剥いで冷たさを感じた
世界にたった一人、取り残されたみたい
遠いなぁ
遠くて、ここからじゃ届かない

どうすれば、正しかったのだろう
何が、間違っていたのだろう

今、どうすれば良いのだろう