正当化 6月3日

自分にとってFacebookというのは毒そのもの。
「フレンド」になってることで簡単にその人と繋がりを保てる。
投稿される写真や情報にオレの精神は衰弱する一方。
いつも脳内で話してる自分がやけにうるさくなる。「お前が悪い、お前が悪い。何も正しくなかった。」と。

オレは自分勝手だ。
だから自分にとって都合の悪い事は驚くほど簡単に忘れる。
オレだって卑下していた他人と一緒だったんだ。
オレがこんな肥溜めで腐りながら足を止めてるだけで、皆の時間は止まってなんかいない。
そして何より、(自分を含めて)変わらない人なんていない。


いつだって、前向きであろうとしてた。
だからどんな苦痛も受け流す努力をしてた。そして今となってはそれが可能になってた気がする。きっと無駄な事なんてない。オレの今があるのはそれまでの苦労や選択の結果だ。楽しい事だってこんなに溢れてる。素晴らしいじゃないか。と。
正しい正当化であった。

でもその結果が今のオレか?あんなに必至に純粋に生きてたあのコロのオレに合わせる顔など無い。
彼は絶望したのちにきっと死んでしまうだろう。
オレだって二十歳になるんだよ。オレは他人と同じなんだよ。

あの日の選択は間違いだった。あの日の選択も間違いだった。


こんな思いを全て覆されるような未来をオレに分け与えてくれ。

「だめ。」