monogatari

夏が迫っている
今年だけの夏が訪れ、去り、また来年。

手の繋ぎ方を忘れたって事にふと気付いた
うちに帰らず夜道を彷徨ってたい気分になった
曲を作りたくなって帰ったが気力無し案無し
何となく落ち込む事ばかりが広がってる
呆気無く、言葉も無い

自分の生きてる理由、生きてく意味が、やはり薄れていってる
濃いペンキをぶちまけて、それが剥がれるまで忘れられないようにして下さい

貴女の物語、彼奴の物語、ぼくの物語、間違いの物語、二人の物語、未完の物語、それぞれの物語、そこにある不仕合わせ、そして延々と望む幸せ
もう誰も待っていない、目指すべき場所も無く帰る場所も無い

虚無が視界に被さる

優しい時間を取り戻す方法を知りたい

もう誰の物語も産まれなくなってしまった