重ね、手

とても穏やかな心持ちで傾く世界を眺めている様
視界がゆっくりと奪われていく
耳鳴りがだんだんと大きくなっていき、ふと気が付くと静寂
色に例えるなら白?それとも黒?そこは注目すべき点ではない
揺れる影に怯えるのはやめよう
洞窟を照らす光はきみがたった一人でその左手に握っていた
ぼくは360°の遭難を体験中に砂漠に覆い隠され、扉が閉じる音を聞いた
口中の砂を唾と共に吐く度に暑い日差しが雲を囓る
記憶が蘇り、走馬灯に溺れた

「ときわ」という仮タイトルをつけた曲がある
どんな曲か教えて