2016-05-09 は 侘しさは、及ばない 理解しているはずなのにそれを大切そうに抱えているのは何故? 時計の針を読み違えてしまえば済む話じゃないか 雨粒が冷たくもないまま明日になってもどこへも行けない 誰のものでもないまま籠から離れていく 舟が揺れないから船上員が踊り始める そして、暖かい放射線が降り注ぐ二人の肢体が同じネックレスを付けていたように、輪っかを覗くとそこにぼくらは居た