言葉はとても軽い
そして空気中に浮遊しているそれらには「実感」というものが付属していない
「ここに無い」の一言で済ませられる
しかしそこに1gでも重みを感じられたら、自らを投影する事が出来たという事
意味を見いだすのは自身の心

その行為に意味は無い
その言葉に意味は無い
全てはその心次第で

相対的な幸せにいちいち振り回されるのではなく、絶対的な幸せをただ信じている
「幸せ」に限らず、移ろいゆく価値観は絶対的な指標を持つことが出来れば、卒塔婆位には成り得るだろう
そこでも大人になれなかったらもう
考えるだけで明日は底知れぬ闇を孕んでいるというのに、妾は昨日の既知に安堵を求める

自分が生きている内に戦争が起きる予感がしている
首都直下型地震は確実に訪れるだろう
戦争も大地震もこの身で経験をしていない自分は生き延びる事が出来るのだろうか
怖い
本当の悲しみや苦しみをまだぼくは知らないのだとしたら、そんなもの知る前に死んでしまいたい
今すぐ逃げ出したい、全てを投げ出して
けど、どこへ?

きっといつか、大きな付けが回って来る
そんな気がしてる
その時に、それに耐えられるだけの精神力が自分に備わっているとは到底思えない
ぼくがいつまでも子供のままでいられるのだとしたら、そこにあなたはいないのだろう
嫌だ
過ちを犯してしまえばもう二度と自分を許すことは出来ない
だからぼくは大人にならなくてはいけない

責任を取れるのであれば柵を飛び越えたっていい
けどその言葉の本当の意味がまだわからない