三井アウトレットパークと海と毒薬と海ほたる

家族で三井アウトレットパークへ行った
アウトレットモールに家族で行くのは10年ぶり位なのだと思うのだが、ユニクロとゆめタウンで身を固めたおれに隙は無かった。。!
"50%OFF!!"等と破格アピールをしていても、そもそも金が無い自分には手の届かない
というかもともと服に興味が無いので半額になろうが興味は惹かれないのであった
人も多く、犬も多く、海風が埃を舞い散らす中、着いて1時間ほどで疲れてしまいベンチに腰掛け本を読んでいた

遠藤周作の「海と毒薬」を読んでいる
どこで知ったのか記憶していないのだが、スマホのノートに「遠藤周作」と書いてあって、先日古本屋を訪れた際に何冊か買ったのだ
ぼくのカリスマである夢野久作の「ドグラマグラ」下巻の半分まで読み進めてから二年程が経つのだが、
読了してない事に対するもやもやが続いているにも関わらず読み進める事も出来ず、他の本にも手を付けられずいた
しかし、もっと色んな本を読んで読書Lv.をアップしてからまた読もう、と決心した
何せ夢野久作ばかり読んでいて他の作家をほとんど知らない
そして偶然読み始めた「海と毒薬」だったが、これまた「ドグラマグラ」を始め夢野久作の多くの作品の舞台となっている福岡が舞台となっていて、医学が関係している話であった
ううむ、不思議
逃れられない。。!ドキドキ。。!
というか「海と毒薬」をすいすい読み進められるのは遠藤周作が読み易いのか、はたまた夢野久作が難解過ぎるのか。。

アウトレットには約5時間滞在したのだが、母と妹はあっという間に過ぎたと言っていて、自分にとってはじっくり読書をしたソリッドな5時間だったので、人によって感じ方が変わる時の流れは不思議だなぁと思った

帰りに海ほたるというパーキングエリアに寄った
20周年という事で海ほたるの歴史に触れている箇所など、様々なコーナーが設置されていて、その中に海ほたるとの思い出の写真を一般公募したものが展示してあるコーナーがあった
家族だったりや恋人同士が写っているそれらの写真とコメントが載っているのボード見ていると何故か込み上げてくるものがあり、どんだけ心やられてるんだ、と思った

今月の頭に家族で福岡に帰省してから家族との距離が少し縮まり、会話も増えた
そういう確実なものが欲しい