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子供たちは時間さえ経てばくだらない自由を手に入れる事ができるらしい。お金を使って自分の体を汚すのは、お金の為に自分の体を汚すのは、何故。死にたい人、世界平和を望んでる人、「この指止まれ!」札束を燃やして温暖化を進めよう。誰かに向けて金貨を投げても怒られないよ。夜の空に自然が生んだ光が溢れた時には心が満たされるはず。悲しい事が起きたら伸びた髪を切って。美しい眼球には何も映らない。少女は大人になれないままで、(不謹慎だけど)よかったと思う。子供の足で走る小さな車が世界を回している。壁を垂直に登れる大人もいるって話を聞いたから、そんなに絶望しないで。「死ね」という言葉は安くなってしまった。「この世界はどうして真面目な人から殺すの?」寒くて、冷たい。知らない事の方が多い、知らないでいい事だってたくさんある。昔の髪型にはもう戻らないのかな。脳みそが溶ける感覚を忘れた時に母親の顔が瞼の裏に浮かぶ。絵本の中で一生分の幸せに触れていた、だからもうこの世界には何も望んでいない。何も望んでいない。

僕の頭に角が生えたのは今朝の事だ。

片道1時間の道を歩いて市場までやって来た。宝くじを当てて汚い言葉と行為を全て買い取りたい。子供たちにとって良い世界は、ここじゃない。