幻想文学

ああああ

「みんなしね」 みんなしぬよ はやいかおそいかだけ いきているかぎりまわりにはひと、ひと、ひと、、 だからあなたとどこかふたりだけのせかいへいきたいとねがった そんなものはゆめものがたり、だと わたしのちのうはひくい でもあなたとならなにかこたえ…

孤独

「車が通る度にこの古いアパートは揺れる。外を歩いてる人達の話し声も聞こえてくる。世界に妾一人きりしかいないという錯覚に今までは頻繁に陥っていた。その孤独感。しかし通りの喧噪のおかげで妾はそう錯覚しなくなっていた。それでも孤独感は消えない。…

imi

朝早くに目が覚めてもお腹がすくだけだから二度寝するためθ波を出してるらしいBGMを流し非現実的な漫画を読む。読んでない漫画がまだ数冊あると安心出来る。毎晩左半身を下にして眠るので左半身が主に痛い。無事二度寝が出来ても再び午前の終わり頃には自然…

幸せな事に

幸せな事に妾は非常に健康な身体の持ち主で、虫歯になりやすく左膝が悪いけれども、大きな病気に罹る事もなく健やかに育ってきました。だのにどうしてか知らん、十代の記憶がハッキリしないのです。他人に話さない事があって当然、恥ずかしいのだから。その…

3,4

貴女の傷に僕は憧れていた。それは一度も口にしてはいけないほど下劣な思いであると解っていた。その傷の代償について理解しているつもりだった。遂に僕に僕の傷が生まれ、身を以て苦痛と向き合う事になる。そして浅はかであった自分に出会った。笑った。呆…

2

僕の「視界が澱む」という表現を貴女は可笑しいと言って右手のパレットナイフに僕の左側に在る瞳を反射させて「何が視える?」って唇を動かす。「透明に固まった糊」と答えると貴女の左手と僕の右手は繋がった。そして顔を寄せてくる貴女の瞳に僕が映る。そ…

1

「今を生きれない貴方に傷を付けても良いかしら、」僕の脳味噌が繰り返していた。初めて貴女の言葉と僕の言葉が交じり合った時から気付いてた、全てが最初から手遅れだった事に。僕には成せない事。いくら時間が過ぎても何が悪かったのか、誰が悪者なのかが…

懺悔

この身が負う厖大な罪は、一生をかけても償えない。故に私は安らぎを求めてはいけない、永遠に。ごめんなさい、ごめんなさい。どの様な手段を用いれば純粋な本心を伝えられるのだろうか。罪に塗れたこの両の手を他者へ差し伸べる資格を永久に失くした。独り…

oni

子供たちは時間さえ経てばくだらない自由を手に入れる事ができるらしい。お金を使って自分の体を汚すのは、お金の為に自分の体を汚すのは、何故。死にたい人、世界平和を望んでる人、「この指止まれ!」札束を燃やして温暖化を進めよう。誰かに向けて金貨を…

自分勝手で、独りよがりで、ないものねだり

「明日は私の結婚式だから、もう世界が終わればいいなんて自分勝手な事言わないで。」「。」「もうあのコロには戻れないんだよ。」「。」「私だってもう母親になる。」「。」「まだ君は変われてなかったんだね。」「。」「いつまで経っても独りよがりな理想…

セントセンノアイダヲヨム。

言葉を紡ぐ文字。その糸を解いて飲み込む。文字列に意味は存在しない。感情はただの電気信号。 捨てられない荷物。雪とダンボールの記憶。 君の絵本。 老人と揺り椅子と暖炉。木造の家の外は荒野。待っている、白い光が溢れる時を。裏返しのまま埃を被った写…

「幻想文学」

「幻想文学(げんそうぶんがく)は、超自然的な事象など、現実には起こり得ない、架空の出来事を題材にした文学の総称。幻想的な文学作品。」 from Wikipedia オレが想像してる現実はとても非現実的で、それはもう、現実に起こり得る可能性は無に等しいみた…