笛吹けども踊らず

「笛吹けども踊らず」という仮タイトルをつけた曲が今日出来ました
この曲は自分達の音楽を皮肉るつもりで作ろうと思っていたのですが、
やはり一曲通してノリノリな歌!は作れませんでした
なごりでAメロは4つ打ちのドラムとシンプルな4拍子になったのでAメロだけでもノリやすいと思います



笛吹けども踊らず
「踊らせようとして笛を吹いても、誰も踊り出さないという意から、人に何かをさせようとしてあれこれと準備を整えても、相手がそれに応じないことをいう」(http://kotowaza-allguide.com/hu/fuefukedomoodorazu.htmlより引用)

これはライブをしていた時期に思っていた事なのだけど今思えばそれにはちゃんと理由がある
平日の夜にライブハウスに足を運ぶお客さんは皆それぞれ自分が見たいバンドにしか興味が無い
晩ご飯食べる時間帯だし、ライブハウスだと最初から最後までいたら3時間近く立ちっぱ
その上ステージでは好きでもない音楽を目の前で大音量で鳴らされても困るわなそりゃ

Puppet and her picture bookは万人受けする音楽では無いので仕方が無いのだけど、
練習やら準備をしてライブに挑んでなお目に見える成果(自分達のお客さん以外の反応だったり無料で配ってたシールを誰も手に取ってくれなかったり等)が無いと「無駄」という単語が頭をよぎるのであった

でも今思えるのは、今後ライブ活動が復帰した時には見てくれてる人に良い時間を提供できる工夫を色々考えよう、
という事でそれがきっと自分達が楽しく演奏するのにも繋がるのではないだろうかという事
一人でも自分達のためにチケットを買ってくれて見に来てくれてるお客さんがいるならその人にだけでも楽しんでもらえる努力をこれまでとは比にならないくらい精一杯したい



Puppet and her picture bookはバンドでありながら自分の居場所といった表現を以前したのですが、その通りなのです
なので自分でやってて、つまらないと感じたり違和感を感じる曲は作らないし演奏しない

でもパペピ以外の場所で川野が作る音楽が活きる場所があるのならそこでも思いっきり活動したいと思ってます
なので今後はパペピの枠以外でも活きる曲を作れるよう頑張っていきます
パペットはもちろん、他の活動で報告出来る事があればしますので、今後ともよろしくお願いします