乾いてる

生きてる限り、夢や空想の世界は訪れない
生きてる限りは全てが現実
そして現実はとても乾いてる
僕や私の生きる世界は乾き切ってる

フィクションの世界はどこにある?

上も下も無い世界。
線を引いてもいいよ、消す事だって出来るのだから。
ふわふわ漂って何度でも行き来したらいい。
身体は溶けるし、煉瓦のお家は食べる事だって出来る。
悪魔も一緒になっておにごっこ、誰かが転んだ拍子に地面はプールに変わる。
悪戯したってみんな笑ってる、円柱のクッキーを焼いて一緒に食べた。
川の向こうにある島に天使が手を伸ばした風景もまた見に行ける。
淡い色をした記憶の宝箱が空のレーンを流れてる、いつでも。
手を伸ばせばどこにでも、いつにでも届くよ。
ぼくもわたしも、何一つと間違っちゃいない。

救われたと感じた時の気持ちを大切にして忘れないでいようそれだけ約束ゆびきり何一つと間違っちゃいないから信じて難しいけど

死にたくなってももう誰にも止められない
だって生きてる限り夢や空想の世界は訪れないのだから
乾いてる
それを受け入れ(るふりをし)たら気持ちが軽くなった