退学した

実家に戻り、大学の退学届けに記入した
高校生の頃からずっと、いつかはこうなるとは思っていた
けど高校はなんとか卒業出来て、大学もなんだかんだで4年生まで進めた
けど最後の最後で、やはりダメだった
出来なかった
色んな人に迷惑と心配をかけてきた
けどそれも全部全部おしまい
ごめんなさい

今は、色んな事を言い訳に、ただ、生きている
今年、26歳になった
信じられない
色んな事を引き伸ばして生きてきたから、実感が湧かない
まだ学生を名乗っている気分だし、まだ高校生の頃の感覚を持っているし、まだ中学生の思春期真っ只中だし、まだ小学生の遊び足りない気持ちのまま、全てが重なった状態で生きている
現実から目を逸らして、一歩一歩踏みしめずに、ここまできた
だから、26歳だって事、大人なんだって事、何も信じられない

どうしてまだ生きているんだ



ぼくは小林裕介が大好きで、尊敬していて、憧れていた
その事を思い出した
その頃の自分を、思い出せた
http://the-novembers.com/weblog/2017/9259/


この、心が重く切ない感覚に、名前はあるのだろうか
決して鬱屈しているわけではない、悟りに近いような、全てを客観的に眺めているような状態にある
心がこうなった時、どうしてかいつも、高校最後の年、出口の無い地獄にいた自分に差し伸ばされた手とその可憐な笑顔を、思い出してしまう
とても清らかな気持ちで


でも、今はもう